多角的にエネルギーを活用・供給する
地域エネルギー供給の仕組み
地域冷暖房とは一定地域内の複数の建物に対して、一箇所にまとめた
プラント設備から導管を通し、冷水や蒸気を供給して冷暖房・給湯を行うシステムです。
省エネルギー、環境性、防災面で多くのメリットがあり、欧米で広く普及しており、
日本でも1970年以降多くの地域で運用されています。
ガスコージェネレーションシステムはガスエンジンで発電し、排ガスや冷却水の排熱を回収して空調・給湯などに利用します。エネルギーを必要とする建物で製造するオンサイトシステムなので、送電などエネルギー輸送におけるロスが少ないことも特長(右図)。最終的なエネルギー利用効率は、従来システム(商用電力・左図)の約40%に対して70~85%と非常に高く、大幅な省エネルギーとCO2削減を実現します。
※1 LHV基準。火力発電所の熱効率および総合損失は、9電力会社および卸電力事業者の2003年度運転実績(省エネ基準部会2005年9月)から算定
※2 ガスコージェネレーションシステムの効率はLHV基準での一例