新設備の導入
最新の設備を導入し、省エネルギー、BCP対応、
および、省力化に努めています。
2020年3月に導入したコージェネレーションシステムが、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(通称:コージェネ財団)が主催するコージェネ大賞2020において民生用部門特別賞を受賞しました。
受賞時の社名は旧社名のディ・エイチ・シー・東京(受賞内容はこちら)
ガスエンジンコージェネレーションシステム※1
(東京都スマートエネルギーエリア形成推進事業)(2020年3月 導入)
高性能ミラーサイクルガスエンジンを採用し、高発電効率を達成
ミラーサイクルガスエンジンの特長
- ・最高水準の発電効率
- 1000kWクラスで最高水準の発電効率42.3パーセントを実現。
- ・新開発の高性能過給機
- 少ない排気エネルギーで高圧過給できる高性能過給機を搭載。
- ・電子式空燃比制御
- 副室燃焼ガスの差圧制御および主室ガスの空燃比制御を電子式とし、最適制御することにより、安定した燃焼を実現。
- ※1 コージェネレーションシステム(Co-Generation System : CGS)
原動機を需要地に設置し、燃料である都市ガス等を燃焼して発電するとともに、その際に発生する熱を冷暖房や給湯などの用途に活用するシステム。
電力と排熱の両方を有効利用することで、エネルギーの効率化、CO2排出量削減を可能とする。
エンジン型式 | GS16R2-PTK |
機関回転数 | 1000min-1 |
出力/周波数 | 1000kW/50Hz |
排ガスNOx (脱硝装置付) | 40ppm (O2=0%換算) |
発電効率 | 42.3% |
排熱回収効率 | 蒸気17.3% 温水18.9% 合計36.2% |
総合効率 | 78.5% |
BCP※2(事業継続計画)対応
- 系統電力が停電した非常時は、自立運転にて起動し、グランパークの非常用発電機とあわせて電気を供給することで、ビルの機能を継続させます。同時に一時滞在場所の照明、コンセント、Wi-Fiに通電し、災害対策拠点となります。
- ※2 Business Continuity Plan
蒸気ジェネリンク
(2020年3月 導入)
業界トップクラス※3の排熱回収量で、従来機種と比較して蒸気消費量を大幅に削減した排熱投入型吸収冷凍機
- ・運転効率も高く、省エネルギーで省CO2にも大きく貢献。
- ・蒸気消費率:定格3.5kg/h/RT→2.6kg/h/RT
(排温水定格時) ▲26%削減。
- ※3 JIS基準/冷房時/標準仕様。2017年3月時点。
設備管理のためのエネカルテシステム
(2020年3月 導入)
巡回点検結果を従来の点検用紙に記録する方法からタブレット端末を利用して電子データにて管理できるシステムへ
エネカルテシステムの概要
- 日常点検支援
- ・携帯端末への点検データ収集、記録、判定
・点検データのグラフ解析(傾向分析、予防保全)
- 定期保守支援
- ・メンテナンスの実施記録、履歴、報告書作成
・交換部品の管理
- 効率的なトラブル対応
- ・修理履歴のデータベース化と再利用による業務効率化
・トラブル集計と解析、恒久改善対策